なんかテレビでワークシェア特集してたけどいいものに思えなかった

 テレビを漫然と見ていたら、ワークシェア特集をやっていて、市役所がナントカ予算をひねり出して(公務員の残業代を削減して)ワークシェアを導入したといっていた。そこでの動きをルポしていたわけで、そこではたらくワークシェアのひとはとりあえず貧困から救われたという意味でいいことではあったが、「で、それが社会に浸透したら何回いいことあるの?」っていわれると?マークが飛び交う結果だった。

 俺あんま詳しくないのだけど、これ、派遣社員と根本的な違いってあるの? 四時間づつシェアするから派遣・契約社員とは違うとか、そういうことじゃないよねえ? じゃあ5時間なら? 3時間なら?ってなる。
 じゃあ、正社員の給料や待遇を確保して、そのあとのリソースで流動的な人材を確保するという派遣社員と、根本的には同様のワークシェアが、「派遣はダメだけどワークシェアはアリ」と言われる理由が最後まで分からなかった。

 んーと、あれじゃないの? 根本的改革ってのは、正社員の立場や待遇にメスをいれるか、全て公務員化する共産革命かの二つじゃないのかな…。
 いまさら全て公務員化できないなら、正社員の立場を流動的にするか、派遣社員との区別をなくしていくくらいしか打つ手ないんじゃないのかな。

 労組のベアアップにたいして、派遣社員たちは怒らないのだろうか? 企業だけが悪い!労働者は結束しよう!ってのは響きはいいけど、もうどうしようもないんじゃあねぇかな…。労組はなんか派遣の人たちも応援する!みたいなことゆって、協力したりするのは政治的に大変優れた方法だと思った。パンくれる牢名主に殴りかかる気にはなかなかならないものね…。

 じゃあ成果主義なのか!とかそういう指摘がありそうだが、そうじゃなくて法的な解雇とか権利とかの問題ね。たぶん、派遣社員の権利を拡充しまくるのと、正社員の権利を下げるのでは、後者のほうが効果出そうだよ? ってこと。

 あと、今日もアニメを見ました。苺ましまろOVAをみました。沼田誠也さんの頑張りは、みんなをちょっとドキドキさせます。あと、キャラデザがすんごいわかがえってて! 若返ってと言うか、えーと…。 なんか大変ヤバいかんじになってた。

 AKIKAN!は、「もうこうするしかなかった」という切迫度がやたらに胸を打つ作品になってきた。「もう福山潤に、『俺の考えたクソオタ妄想』を力一杯絶叫してもらうしかないんだ! もうそれしか戦える手段はない!」
 …大変正しい。涙が出そうだ。

 WHITE ALBUMは、ものすごく懐かしい公衆電話すれ違いをやってくれましたね! 20分間「まだやるか! まだやるんか!」と足をばたつかせてみました。ちょっと、昔のハラハラ感とはちがうけど、ハラハラできました。いろいろあったけど、私は元気です。まぁ第一話に比べたら歯車がかみ合ってきて、物語のベルトコンベアが動き始めた印象。そのベルトコンベアの上に、何が流れてくるのか。やっとその話を始められそうだ。さ、どんな憂鬱なモノが流れて来るのかお楽しみに。

 しかし、ゴルゴ13は凄いなあ、もう41話? ちがう?
 何が凄いって、この41話中、ホントにデューク東郷の登場が必要な回がほぼ0だろうということがすごい。お話はお話で別個にあった、その合間合間に東郷先輩パネェすよ!っていう東郷ヤバイ伝説が語られるという形式にはいいかげんうんざ… いや、円熟を感じざるをえない。もちろんこれでいいのだ。

 銭ゲバの新しい回がみたい。